りんごに続きぶどうも凍霜害の被害の心配が
りんごの凍霜害の被害は長野県の北部や中部でもかなり深刻になって
きました。うちだけではなく周辺のりんご栽培農家は皆落胆していま
す。これまでにない被害となりそうです。
りんごに加えぶどうの方もやはり被害が出ていました。弱い芽は霜で
枯れたようになっています。それだけで収まればいいのですが、この
先生育が進んでいって、2年前ののような開花異常などの障害が出な
いことを願うばかりです。今年は桜の開花の早まりに続いて梅雨も全
国的に早まりそうで、いろいろ異常なことが多すぎです。
稲の苗間はとりあえず生育が順調です。来週にはいよいよ田植えです
が、雨降りが続きそうです。
コロナ禍はますます全国的にまん延してきています。長野県はまだ爆
発的に増えるという状態ではありませんが、それでもなかなか感染が
収まらない状況が続いています。相変わらず政府の対応は後手後手で
一貫性にかけた対策だらけのような気がします。ワクチン接種も予約
方法や接種の順番など、もう少しうまいやり方があるのではないかと
思います。
********<脱原発情報>*******************
【原子力資料情報室声明】
「老朽原発=高浜1・2号および美浜3号の40年超えての運転同意に
抗議する」
2021年4月29日
NPO法人原子力資料情報室
杉本達治福井県知事が、4月28日に、関西電力の高浜1、2号ならびに
美浜3号の40年を超える運転に同意した。杉本福井県知事は中間貯蔵施
設の県外立地の提示が同意の前提としていた。しかし、関電が構想する、
むつ市での施設共用構想は同市の強い反対で頓挫している。知事自身が
行なった公約を守り、同意を撤回すべきだ。
今回の40年超運転の同意は国内で初めてであり、今後、常態化される
恐れがある。その先鞭をつけたことに強く抗議する。
長期運転に伴い過酷事故のリスクは高まる。多くの設備や機器は交換
されるが、しかし交換できない機器もある。例えば、電源ケーブルも一
部は交換できないことから、規制基準の審査では難燃剤を塗布すること
で済まされている。交換できないものでもっとも重要な機器は圧力容器
である。
圧力容器は運転に伴い中性子線にさらされ、金属材料としての性質が
劣化し、脆くなっていく。脆性劣化した圧力容器がECCSの起動などで急
激に冷やされた時に瞬時に破壊される恐れがある。今回の3つの原子炉
は、いずれも中性子照射脆化が著しく、とりわけ、高浜1号炉は日本の
全原子炉の中で、もっとも脆性がすすんでいる危険な原子炉だ。
圧力容器の破壊は福島第一原発事故を超える放射能災害をもたらす恐
れがある。水戸地方裁判所が東海第二原発の運転差し止め訴訟で指摘し
ているように深層防護第5層を規制に取り入れていない現実を見れば、被
ばくを避けた実効性ある避難ができないことも明らかである。避難の受
け入れ先が災害時に避難対象地域であったりしている。
なによりも、被ばく者の健康影響、長期にわたる避難生活や帰還困難
区域の出現、町・村の消失などなど、2011年の事故から10年を経たいま
を直視すれば、災害の悲惨は瞭然だ。
関西電力は経営破綻以外にこの責任を負えないことは明らかであり、
福島原発事故から学ばずに目先の経営を優先させた40年超運転を進める
ことにも強く抗議したい。速やかにこれらの老朽原発を廃炉にすべきだ。
経済産業省は今回の福井県同意の直前に、40年超運転への同意の見返
りとして1発電所あたり最大25億円の交付金の追加を決定した。こうし
たやり方は地域の活性化にはつながらず、むしろ地域を疲弊させるばか
りであり、ひいては政府の政策決定の幅を狭めることになるだろう。旧
態依然としたお金による政策誘導にも強く抗議する。
以上
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by t-ao
| 2021-05-16 09:09
| 農作業ぶどう
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